生前の整理とはどうやってするの?ポイントと合わせてご紹介します!

山梨周辺で「生前整理を行いたい」「生前整理について詳しく知りたい」
こんなふうにお考えの方はいらっしゃいませんか。
そこで、今回は生前整理が必要な理由や進め方、注意点をご紹介します。
興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

□生前整理が必要な理由とは?

そもそも、生前整理はなぜ必要なのでしょうか。
必要性を理解しないと途中で面倒になってしまいますよね。
そこで、以下では生前整理を行う必要性を解説します。

1つ目は故人の希望を叶えるためです。
日本の民法上、15歳以上の方は遺言を遺せます。
遺言を書き遺しておくことで死後でも故人の希望を叶えられます。
しかし、若い世代が遺言について考える機会は少ないと言えるでしょう。

そのため、遺言書を書かない場合でも生前整理で不要なものを減らすことをおすすめします。
財産の整理と誰に渡すのかの確認が格段に楽になるでしょう。

2つ目は遺された家族などの負担を減らすためです。
大抵の方は、亡くなった時点である程度の財産を持っているでしょう。
しかし、亡くなってしまうと故人はそれらを管理できません。
遺された家族、友人、知人がそれらを管理します。

所有物の処分はとても大変な作業です。
処分の仕方が分からなくて困る場合もあります。
そのため、生前整理で財産を減らしておきましょう。
また、遺された人のことを考えて遺産をどうやって処分してほしいのかを明確にしておくと良いでしょう。

3つ目はいざという時に困らないためです。
急に亡くなったとしても、生前整理を行っていれば遺された人が財産関係のトラブルに巻き込まれる可能性が減ります。

4つ目は相続争いを回避できる確率が上がるためです。
財産をどれだけ所有していて、誰に渡すのかが決まっていると相続争いを回避できる確率が上がります。
また、相続の際には故人の財産を把握するのも一苦労なので事前に目録が作成されていると便利です。
生前整理の際に作成すると良いでしょう。

5つ目は判断能力が落ちても安心なためです。
ご高齢になると判断能力が落ちてしまいます。
そのため、遺言を遺すのも大変になって何を処分して何を遺すのか判断するのも大変です。
若いからと後回しにするのではなく、まだ判断能力があるうちに生前整理を行っておきましょう。

以上が生前整理が必要な理由でした。

□生前整理の進め方とは?

生前整理を行う必要性は理解できても、どうやって進めていけば良いのかはまだ分からないですよね。
そこで、以下では生前整理を効率的に進めていくための方法を手順に沿ってご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

1つ目の手順では「必要な物」と「不用品」を分けてください。
まず、所有している物品の整理から取り掛かりましょう。
この際、不要なものはきちんと減らしておくことが大切です。

この作業を進める上で重要なことは、将来使う可能性があるかどうかという基準で物を整理しないことです。
今後使うかどうかを考え始めると処分が前に進みません。
はっきりと「必要」「不要」のどちらかで判断しましょう。

判断材料としては、以下を参考にしてみてください。

「今でも使っている物」
「使う頻度は少ないが使っている物」
「思い出の品や記念品など、手放したことで後悔する可能性がある物」は必要

「壊れている物」
「1年以上使っていない物」
「あまり良い思い出がない物」は不用

2つ目の手順では財産目録の作成を行います。
この目録には資産だけでなく、未払いの税金や借金などの負債も一緒に記載します。
財産目録を作る理由は相続トラブルを防止するためです。

相続は相続人全員で遺産分割協議を行います。
その際、目録がないと不要な言い争いに発展する可能性が大いにあります。
できるだけ心労をかけないために財産目録の作成を行いましょう。

3つ目の手順では遺言書の作成を行います。
正式に書かれた遺言書には法的な効力があります。
相続などで希望がある場合は書いておくようにしましょう。

□生前整理で注意すべき点とは?

生前整理を行う際は以下の点に注意しましょう。

1つ目はセキュリティです。
生前整理では個人情報を扱います。
例えば、各種サービスのアカウントとパスワードを記入した書類を紛失してしまっては大変です。
大切な情報、証明書などの取り扱いには十分な注意を払いましょう。

2つ目は早めに取り掛かることです。
生前整理は体力的にも精神的にも大きな労力を要します。
焦らないためにも早めに生前整理に取り掛かりましょう。

3つ目は家族の心を大切にすることです。
死後の意思表示を考える際は、必ず家族と話し合いを行いましょう。
話し合うのに勇気がいる話題かもしれませんが、大切なことです。
家族や親しい人に相談しておきましょう。

□まとめ

今回は生前整理が必要な理由、進め方、注意点をご紹介しました。
お客様にとって参考になった部分があれば幸いです。
また、この記事についてなにかご不明の点があればお気軽にご相談ください。

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