祖父母やご両親が亡くなられて、遺品整理をするときに悩みの種になるのがお仏壇です。
ご高齢の方の家にはお仏壇があることが多く、お仏壇を親族が継承しない場合にどのように対処したらいいのかわからない方は多いです。
そこで今回は、山梨で遺品整理を行う方に向けて、遺品整理でお仏壇をどうしたらいいのかについてご説明します。
□お仏壇を処分するには魂抜きが必要?
お仏壇や位牌を処分する前には、魂抜き(たましいぬき)やお性根抜き(おしょうねぬき)を行うのが一般的です。
これらは仏教上の儀式で、これらをしてから処分やお焚きあげをします。
具体的には、お坊さんに来てもらい読経してもらうことで完了します。
魂抜きやお性根抜きには、大きく2つの方法があります。
1つ目は、お坊さんに直接部屋まで来てもらい、法要する方法です。
2つ目は、お仏壇の供養整理業者などにお仏壇を回収に来てもらい、業者の供養場で法要を行う方法です。
遺品整理の際は、親族の目の前で読経してもらえる前者の方法がおすすめです。
□法要を行ったお仏壇の処分方法とは
魂抜きやお性根抜きが終わった、お仏壇を処分します。
処分する方法には、以下の3つがあります。
*仏具店で処分してもらう
お仏壇を購入したお店がわかるのであれば、そちらの仏具店に下取りを依頼するのもひとつの方法です。
お仏壇の処分にも慣れているため、スケジュール調整がしやすかったり手続きが簡単だったりするのが特徴です。
一方で、比較的処分にお金がかかる傾向があります。
*粗大ゴミとして処分する
自治体ごとに粗大ゴミの出し方やルールは決まっています。
そのため、中にはお仏壇を受け付けていない自治体もありますが、ほとんどの自治体で粗大ゴミとしての処分が可能です。
価格も通常の粗大ゴミと変わらず1000円から2000円ほどで、金銭的負担が少ないのが特徴です。
とはいえ、ご先祖様を祀っていたお仏壇を粗大ゴミとして出すことに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
*遺品整理業者に引き取ってもらう
遺品整理のプロであれば、お仏壇の処分の経験も豊富です。
ただお仏壇を引き取ってくれるだけではなく、運搬も、宗派ごとの法要を執り行うお坊さんの手配も、魂抜きも、お焚きあげも、すべてまとめて行ってくれます。
他の遺品整理で処分することにした家具家電なども一緒に引き取ってくれるため、1つの業者に依頼するだけで大丈夫です。
業者ごとに対応している内容や料金は異なりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
□まとめ
今回は、山梨で遺品整理を予定している方に向けて、お仏壇の処分方法をご紹介しました。
お仏壇はご先祖様を祀っている大切なものです。
処分や引き取りを依頼するときも、安心して信頼できるところに依頼するようにしましょう。