デジタル遺品の取り扱いはどうする?パソコンやスマホは要注意!

山梨周辺で
「デジタル遺品の取り扱い方を知りたい」
「遺品の中のパソコンやスマホの取り扱い方を知りたい」
このようにお悩みの方のために、今回はデジタル遺品とは何かとデジタル遺品にまつわるトラブルについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□デジタル遺品とは?

まずは、パソコンやスマホなどが代表として取り上げられる、デジタル遺品についてご紹介します。
デジタル遺品とは故人のパソコンやスマホの中に残ったデータのことを指します。

パソコンやスマホの持ち主が亡くなってしまうと、これらの機器の中にある情報は遺族に遺ることになります。
写真やメール、電話番号や住所だけでなく、クレジットカードの履歴やインターネットバンキングのパスワードなどの個人情報も相続できます。

*デジタル遺品の事前対策・生前整理

自分が亡くなった時のことを考えると、パソコンやスマホの中身を誰かに見られるのは嫌だと思う方が多いでしょう。
遺族に処分を任せてしまうと個人情報が流出してしまう危険性もあります。
そこで、生きている内にできるデジタル遺品の事前対策を以下でご紹介します。

1つ目はパスワードをエンディングノートなどに書き留めておくことです。
いざという時に遺族が困らないようにパスワードを各種書き留めておくようにしましょう。
エンディングノートに書き留めておくと遺族も処理する場合にわかりやすいでしょう。

2つ目はネット証券・SNSのアカウントは洗い出してまとめておくことです。
ネット証券の口座は入っている金額が少額であれば解約しておきましょう。
多くの口座を所持している方は1つにまとめておくことをおすすめします。

証券は場合によって相続税がかかる場合があります。
遺族にどの口座にいくらあるのかを分かるように記しておきましょう。

SNSアカウントはパスワードをまとめておくようにしましょう。
パスワードが分からずに削除されないまま放置されると、第三者に悪用される場合もあります。
信頼できる遺族に削除する旨を紙に書いておくようにしましょう。

3つ目は壊れたパソコン、スマホは処分しておくことです。
パソコンの中にはハードディスクと呼ばれる記録装置が入っています。
そのため、そのまま放置しておくと捨てられてデータが流出してしまうことが考えられます。
業者へ依頼し、データを安全に処理してもらいましょう。

□デジタル遺品にまつわるトラブルとは?

1つ目はデータにまつわるトラブルです。

・思い出の写真や動画が消えてしまう
・訃報を伝える関係者の連絡先が分からなくなる
・個人情報が流出して第三者に悪用される

よくあるトラブルとして上記のようなものが挙げられます。
遺族はデータを完全に削除して安全にデジタル機器を処分するようにしましょう。

2つ目は契約に関するトラブルです。
サブスクリプションなどの月々自動更新されているものは早めに更新するようにしましょう。
使っていない間にどんどん銀行口座からお金が引き落とされ続けてしまいます。
解約、もしくは故人のクレジットカードを止めたり、引き落とし先の銀行口座を凍結させることで引き落としを防げます。

しかし、銀行口座を一律で停止するとクラウドストレージなどに遺されたオンラインデータが勝手に削除される恐れもあります。
安全に契約を解除したい方は1つひとつサブスクリプションを確認して解約していくようにしましょう。

3つ目は相続に関するトラブルです。
デジタル遺品の存在を知らないまま遺産分割を行ってしまう場合があります。
そうなると後になって相続問題に発展する可能性があります。

プラスのデジタル遺品が遺っていれば仲良く分割すれば良いのですが、問題はマイナスのデジタル遺品が遺っていた場合です。
故人が知らないところで高リスクの取引をオンラインで行っていた場合関知していない間に損失が膨らみ続け、負債を押し付けあうことになります。
デジタル遺品にとりこぼしがないようにしましょう。

□安全にデジタル機器を処分する方法とは?

1つ目はパソコンメーカーに依頼する方法です。
まず、購入したパソコンメーカーに処理を依頼してみましょう。
メーカーや年代によって回収料金が異なる場合が多いです。
詳細はパソコンの各社Webサイトをご確認ください。

2つ目は回収サービスを利用する方法です。
回収を専門に行っている業者に依頼しましょう。
遺品の回収を専門にやっている業者ならデータの取り扱い方に精通しているため、より安心でしょう。

3つ目は買取サービスを利用する方法です。
故障していなければ買取を検討しても良いでしょう。
リサイクルショップ、家電量販店、買取サービスなどに依頼しましょう。
値段を重視するのではなく、データを完全に処理してくれるかを重視して業者を選ぶようにしましょう。

□まとめ

今回の記事では、データ遺品についてご紹介しました。
この記事がお客様の役に立てば幸いです。
遺品は目に見えないデータも含まれます。
データ遺品は処理に手間がかかるため、早めに処理を開始するようにしましょう。
また、この記事について何かご不明の点があればお気軽にご相談ください。

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