故人が亡くなった後、遺品の整理や処分を行わなければなりません。
しかし、様々な理由から、整理や処分ができないという方がいらっしゃいます。
遺品整理が進まないことによるリスクもありますので、できるだけ早く遺品整理に取り掛かった方が良いです。
そこで今回は、山梨にお住いで遺品整理がどうしてもできないという方に向けて、簡単に取りかかれるためのステップを紹介します。
□遺品整理ができない理由とは
遺品整理ができない理由は、大きく3つに分けられます。
1つ目は、故人への思いが強いために何も手放したくないという理由です。
遺品整理では、処分するものと必要なものへの分類をしていきます。
しかし、故人への愛情が強いと、故人が使っていたもの全てが大切なものとなり、何も処分できなくなってしまうのです。
2つ目は、遺品の量が多いという理由です。
年配の世代の方は、特に物を捨てることがもったいないという考えを持っていることが多いです。
そのため、壊れかけの物や絶対に使わない物なども、処分せずに保管している可能性があります。
すると、物が必然的に多くなり、どこから手をつけたらいいのかわからず作業に取りかかれなくなってしまうのです。
3つ目は、遺品整理に時間を取れないという理由です。
遺品整理は想像以上に時間がかかります。
また、もし故人の家が自分の家と離れたところにある場合は、移動時間もかかります。
仕事や子育てで忙しく、なかなか時間を割けずに後回しになっているというケースです。
これらの理由から遺品を長らく放置しておくと、さまざまなリスクが生じます。
例えば、空き巣の被害にあったり、害虫が発生したりといったものです。
また、相続税が発生するような高価なものが遺されている場合は、10ヶ月以内に手続きをしなければなりません。
このように、さまざまなリスクが考えられるので、できるだけ早く遺品整理に取り掛かるようにしましょう。
□遺品整理ができるようになるための3つのステップ
*残すものを決める
先述したように、遺品整理ができない理由のひとつに、全て大切なものに思えて「捨てられない」というものがありました。
このような方が何を捨てようかを考えると、いつになっても遺品整理は進みません。
そこで、まずは「何を残すか」から考えてみましょう。
もう一度買い直せないものか、再発行できないものかなどが「残すもの」の判断基準になります。
例えば、思い出の写真や手紙、有価証券などが当てはまります。
*売れるものを分類する
次に、売れるものを分類します。
着物やアクセサリー、車やバイクなど、買取が可能そうなものはないかを考えます。
もちろん、その中で遺族が使うものがあれば「残すもの」に分類して大丈夫です。
「残すもの」に該当せず、売れると判断できるものは買い取ってもらいましょう。
*捨てるものを分類する
最後に、捨てるものを分類します。
どうしても遺品整理に踏み切れない方は、捨てるものは必ず最後に分類するようにしましょう。
□まとめ
今回は、どうしても遺品整理ができない方へ、遺品整理ができない理由と遺品整理の方法をご紹介しました。
故人の家が山梨にある方、どうしても遺品整理ができない方は、お気軽に当社までご相談ください。