「遺品整理をいつ始めれば良いのか分からない」
「遺品整理のポイントを知りたい」
山梨周辺でこのようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
そこで、今回は遺品整理の時期や注意点、遅すぎると損をする可能性についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
□遺品整理を始める時期はいつ?
遺品整理を行う予定はあるが、いつ始めれば良いのか分かっていない方はいらっしゃいませんか。
遺品整理は相続人など多くの方が関係することなので、タイミングも迷うところです。
そこで、以下で遺品整理を始める適切な時期をご紹介します。
結論から申し上げますと遺品整理に決まった時期はありませんが、目安として、四十九日、百箇日法要の後が挙げられます。
親族が集まって遺品整理ができるためです。
親族がいないときに遺品整理を始めてしまうとトラブルが起こる可能性があります。
何を捨てるのか、何を残すのか、親族そろって話し合いながら進めていきましょう。
また、相続税がかかるものは早めに対処するようにしましょう。
手続きの期日が決められているものもあります。
遺品整理をする前に、早めに対処するべきものを書き出しておくとスムーズに遺品整理が行えるでしょう。
思い出の詰まっているものは時間をかけてじっくり遺品整理を行いましょう。
ものによって整理の時期を分けるのもおすすめです。
□遺品整理のポイントと注意点を解説します!
遺品整理が初めての方が多いのではないでしょうか。
手当たり次第に遺品整理をしてしまうと、トラブルや後悔のもとになります。
そこで、以下で遺品整理のポイントと注意点をご紹介します。
遺品整理にぜひお役立てください。
1つ目は、スケジュールを決めることです。
スケジュールが立っていないと作業のめどが付かずに整理が終わらなくなる場合があります。
まず、遺品整理を始める前にいつまでに終わらせるかを決めておきましょう。
また、その日の目標を決めておくと作業スピードが上がります。
例えば、この日には居間を片付けるなどです。
遺品整理を終わらせる日から逆算して作業計画を立てると、スムーズな遺品整理になるでしょう。
2つ目は、遺品を4つの分類に分けることです。
遺品は主に4つに分類できます。
それぞれの具体例を以下でご紹介します。
*貴重品
・通帳
・クレジットカード
・土地の権利書など不動産関係の書類
・パスポート
・年金手帳
・健康保険証
・有価証券
・貴金属(宝石や骨とう品、美術品)など価値の高いもの
貴重品は1点5万円以上の価値があると、相続財産としての評価方法が変わります。
金額次第では財産相続に関わる場合もあります。
早めに税理士や司法書士に相談するようにしましょう。
*思い出の品
・写真や手紙
・時計やアクセサリー
・趣味のコレクション
思い出の品は残すのか、捨てるのか悩むものですよね。
全てを残すのではなく、本当に大切なものだけを残すようにしましょう。
どうしても捨てられない方は供養やお焚き上げを検討しましょう。
*再利用品として業者に回収してもらうもの
・冷蔵庫、テレビ、洗濯機、パソコンなど稼働可能な家電
・ベッドやタンスなどの家具
・鍋や釜などの金属類(銅、アルミ、ステンレスなど)
・衣類
・古紙、古布、プラスチック類
これらは処分するのに費用がかかることがあるものです。
しかし、再利用品として回収してもらえば無料で引き取ってくれる可能性があります。
また、地域のNPO法人や福祉施設に寄付するのも良いでしょう。
*廃棄
・燃えるゴミ(紙、革製品、ビニール、小物家具、そのほか雑品など)
・燃えないゴミ(せともの、金属類、電球、スプレー缶など)
・粗大ゴミ(大型家具、リサイクルの義務付けられていない家電、布団など)
貴重品や思い出の品、再利用品に当てはまらない場合は廃棄してしまいましょう。
□遺品整理の時期が遅すぎると損をする?
遺品整理が遅すぎると以下の場合に損をしてしまう可能性があります。
1つ目は、賃貸契約が残っている場合です。
故人の賃貸契約が残っている場合、使用していなくてもその分の家賃を支払う必要があります。
必ず契約を確認して解約しておくようにしましょう。
また、契約を解消した際は、立ち退きまでに遺品整理を終わらせておくようにしましょう。
2つ目は、何もせずに10ヵ月経過した場合です。
親族が亡くなってから10ヵ月以内に相続税を申請、納付しないと延滞税が課せられます。
遺品整理をしておかないと相続する財産の詳細が分かりません。
10ヵ月以内には遺品整理を終わらせるようにしましょう。
3つ目は、空き家を放置していた場合です。
空き家を放置していると固定資産税を支払い続ける必要があります。
また、特定指定空き家に指定されると固定資産税が跳ね上がります。
何も使わないのにお金だけ支払うのはとても損ですよね。
空き家を売却するなどして放置しないようにしましょう。
□まとめ
遺品整理の時期や注意点、遅すぎると損をする可能性について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
この記事を参考にスムーズに遺品整理を行ってくださいね。
また、何かご不明な点があればお気軽にご相談ください。